海上施工専用船の回航監視システムについて
発表者: 和田 雅昭, 木村 暢夫, 水川 達也, 増田 稔
学会・掲載誌: 日本航海学会論文集,113,pp.223-229(2005)
セメント系深層混合処理工法(CDM法)による海洋施工は、防波堤の建築工事等の柔らかい軟弱地盤の改善に広く用いられていますが、
CDM法に対応する海洋施工専用船の数は少ないため、大型台船であるこれら専用船は、タグボートに引かれ、頻繁に国内海域を回航しています。
そして、回航中における安全対策はこれまで、海象および気象条件が判断の基準でした。
しかしながら、これらの判断基準だけでは、浸水が引き起こす、重大事故をもたらす危険性を拭い去ることはできません。
しかも、回航中の船内は無人で、発電機も休止しているため、安全装置が機能せず、容易に浸水事故は検出されないのです。
このことから、安全対策システムの開発が急務となりました。
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この発表では、牽引時における、海洋施工専用船のモニタリングシステムの開発を研究しています。
モニタリングシステムは、位置、横揺れ角度、浸水監視をリアルタイムに行い、情報をデータベースに記録しています。
データベースに記録される横揺れ角度の時系列データをフーリエ変換し、横揺れ周期のスペクトルに着目することで
積付状態の変化、すなわち、異常の検出が可能であることがわかりました。
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現在は、海洋施工専用船に設置され、実用化されています。
今後はさらに海上施工専用船の回航時における安全性の向上を図るための研究を進めます。
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