防波堤築造工事(福岡県) 平成19年2月〜11月
本工事は、西防波堤の共通工、撤去工、基礎工、本体工、
被覆・根固工、上部工、消波工を施工します。
この施工段階の中でケーソンを曳航する工程がありますが、
この作業において、航行中のケーソン(動静・位置・航行履歴)を
一元化し、遠隔監視を行う「トレーサビリティ航行安全管理
システム」が導入されました。
そして、7月まで6函を無事に曳航し、据付を完了。
発注者側にも監視モニタを設置することで、管理の有効性が
認められました。
本報では、このトレーサビリティ航行安全システムについて
ご紹介します。

トレーサビリティ航行安全システムは、監視する移動体(引船・
ケーソン)にGPS機能付携帯端末および傾斜計を設置することで、
位置情報・傾斜情報をインターネット経由で一定頻度、データを
送信し、事務所では受信した対象船舶の位置や動静の監視を
行うことができるシステムです。
また、AIS情報(船舶自動識別システム)を受信することで、
LNG船等の500t以上の大型船舶の位置を同時に表示することが
可能となっています。
監視画面は、複数の画面表示となるのでマルチな監視が
可能なほか、状況に応じて各船舶の航跡を確認できます。

特長:
⇒ 監視船舶にGPS機能付携帯電話端末を搭載するだけで位置監視
⇒ 地図画面上に工事区域(CAD)を表示し、監視船舶のエリア入出域も監視
⇒ データ取得間隔に応じたCSVデータ(時刻・位置・傾斜他)出力
⇒ 船舶の位置情報の送信は監視状況に応じて任意設定
⇒ AIS情報を受け、総トン数500t以上の大型船舶を表示
⇒ サーバとのデータ通信には一般のインターネット回線を利用、特別契約は不要
関連:
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